INTERVIEW

先輩社員紹介

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2008年4月入社
製罐班 作業長付
根本佑介

叱られて、支えられて、
気づけば17年

工業高校時代、溶接の実習が好きでした。工場見学で初めてワコースチールを訪れたとき、火花を散らしながら黙々と作業する先輩たちの姿がとても格好よく見えて、「ここで働きたい」と素直に思ったのを覚えています。ヒト相手の接客よりも、モノ相手に手を動かして集中できる仕事が自分に合っていると感じて2008年に入社しました。気づけば17年が経ちます。

入社当初は正直よく叱られました。当時はコンプライアンスがうるさくなく、「なぜ怒られているのかわからない」まま、頭ごなしに叱られていることもありました。ただ、重量物を扱う現場なので、厳しく叱られることで安全に対する基本動作が早く身に付き、自分にとっては良かったと思っています。経験の浅いうちは危険の大きさや質が見えないものなんです。

救いだったのは、周囲の先輩たちの存在でした。仕事終わりにご飯に連れていってくれて、私がお酒を飲めないので居酒屋ではなく定食屋だったり。そのあと先輩の家で麻雀をすることもありました。独身時代は、そうやって仕事の愚痴や悩みを聞いてもらい、気持ちを切り替えることができました。「今日は機嫌悪そうだから近づくな」「怒られても仕事に集中していればいい」。そんなさりげない助言にも何度も助けられました。

フレーム1台ボツ。
忘れられない失敗と
再発防止のために

入社5年目に入る前、忘れられない失敗をしました。組み立て位置を間違え、フレーム1台を丸ごとボツにしてしまったのです。数十万円の損失でした。原因は仕事に慣れてきた頃の油断と確認不足です。かなり落ち込みました。ただ、この経験が「一つひとつ確認する」姿勢を身につけるきっかけになりました。

今、部下が同じようなミスをしたときには、「起きたことは変えられないから、次どう防ぐかを考えよう」と伝えています。本人だけの責任にせず、部署全体でチェック体制を見直す。ミスした本人に対しては、私自身も昔やったし、ベテランでも起こり得ることだと話すと、少し表情が和らいだりします。ただしミスの記憶が残らないようでは意味がないので、「仕事を正す」というのは本当に難しいけれど、しっかり意識づけできるように注意しています。

現在は作業長付として現場の全体管理を任されています。若い社員が多く、伝え方の工夫は欠かせません。作業工程が遅れているときも、いきなり叱るのではなく、まず本人のやり方を聞く。段取りや確認の進め方を一緒に見直し、時間をかけて改善します。一度で直ることはほとんどありませんが、できるようになった瞬間を見ると素直に嬉しいですね。

現場の外で縮まる距離。
家に帰ればベイブレード

仕事以外の付き合いも大切にしています。バイクや釣り、キャンプが好きで、同じくキャンプ好きの部下とデイキャンプへ行ったこともあります。若い部下とは年齢差から世代の違いを感じた時もありましたが、こうしたオフの時間が距離を縮めてくれます。年に2回、暑気払いと忘年会を部署で開き、仕事場では言いにくい本音を話せる場をつくったりもしています。

部品が組み上がれば1トンを超える製品を扱う私たちの職場です。安全を甘く見れば、大きな事故につながります。その厳しさと、人の面倒見の良さが同時にあるのが、この職場だと思います。私自身、そうやって育ててもらいました。今は、自分がその役割を引き継いでいます。

家に帰ると、幼稚園児の子どもが「遊んで」と待っています。最近は一緒にベイブレード。自分も小学生の頃に遊んでいたので、子どもと2人、黙々とカスタムしていると「血は争えないな」と思います。やっぱり、自分はものづくりが好きなんです。